2010年01月27日

書評「お稲荷さんが通る」

厳密にいうと、今回のこの記事は私の書評ではなく、他者の書評の紹介です。私が是非とも読んでみたい本でもあります。この作品は、第9回ボイルドエッグズズ新人賞受賞作品です。

http://shinjinsho.seesaa.net/より引用
約100年後の京都を舞台にしているのですが、日本ではなく、中国人民共和国日本省特別行政自治区。傑作な舞台設定で、ポイントが高く、最初から読者を引き込みます。

日本族」という言い方もさもありなん。中国人からの差別もリアル。ほとんどの日本人は社会の底辺で暮らし、伏見稲荷はスラム街と化しています。

主人公は、家出娘の桐之宮稲荷。18歳の娼婦。そして彼女にとりついたのが神さまの「ウガ」こと宇迦之御霊神(うがのみたまのかみ)。稲荷神社の信仰対象です。

稲荷とウガ。絶妙なペアとなるのですが、もちろん稲荷にとっては
迷惑な存在でしかなく、ウガがいるためにヤタこと「賀茂別雷神(かもわけのいかづちのかみ)」と対決したり同じ娼婦友だちの華にとりついた強力な神様と戦わなければならなくなります。

そこに稲荷や華の恋愛、稲荷山の女王と呼ばれる娼婦の女王マリリンの過去などが組み合わされて、稲荷の成長物語になっています。続きはこちら


特に冒頭ので染めた部分↑に、興味をそそられます。現在の、小沢さんを取り巻く政治を見ていると、日本が中国の属国になるという設定も、あながち夢想ではない気がします。清朝時代の漢奸、呉三桂のように、後世の歴史書に、「国を中国に売った男」と小沢氏の名前が出てこないことを、私は願うばかりです。

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posted by 館主 at 21:23| 読む/文芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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