2006年04月10日

櫻井よしこの論戦シリーズは必読の書である。

はじめに言うとこれ、「国売りたもうことなかれ‐論戦2005」は必読の書である。ただで読めることが私の読書のポイントなので、2006版が出ていたとしてもそれはまだ公共の図書館では見つけていない。櫻井さんは自分の意見を好き勝手に述べているのではなく、その考えを裏付ける引用や取材記録をちゃんと持ってくる。本書に書かれた情報は非常に説得力があり、信頼に足るものである。
序章の言葉が彼女の伝えたいことを要約している。
あるいは大袈裟な表現かもしれない。しかし、日本は今、国難に直面していると言える。内外の状況は国家としての土台を深刻に揺さぶり続けており、日本人の覚醒無しには、この国は日本であることを放棄し、無国籍国家としてあきらめの海に沈みいくと思えてならない。
理由は大きく括って、ただ一つである。日本人が自国の歩んできた歴史を知ろうとしないことだ。そのために自己が何者であるか、何をなしてきたのか、なさずにきたのかの認識と把握が難しい。自分の国の歴史について十分に知らないために、他国にその歴史を論難されても検証できず、容易に、他国の立場から見た日本観をそのまま受け容れていく。他国はさまざまな政治的思惑、経済的思惑、国際社会で生き延び、さらに力を付けていくための駆け引きを考えながら、白を黒、黒を白と言いくるめる手法で、日本を論難する。その主張は事実に即したものというよりも、武力を使わない闘い、つまり国益のためには嘘も是とする外交の産物にすぎない。にもかかわらず、戦後60年間、日本は愚直にそうした他国の批判を一方的に受け容れ、謝罪し、頭を垂れ続けてきた。

覇権国家中国の脅威(台湾や尖閣諸島の問題、反日教育)、北朝鮮の瀬戸際外交、左傾化韓国の反日政策……これらの深刻な問題に対して、平和ボケした日本人はあまりにも無関心だ。それどころか、朝○や毎日といった偏向メディア、学校の日教組教師の影響で、日本人でありながら「特定アジアに謝れ」と言う、外国の走狗のような連中が跳梁跋扈している。櫻井さんはこのような嘆かわしい状態を変えるべく、常に真摯な姿勢で及び腰の御用マスコミは書かない真実を、我々に発信し続けている。


本書の中で私が知らなかった事項は伊良部町による自衛隊駐屯地要請の決議の件である。同書によると、東シナ海で示威行動を展開する中国の巨大戦艦に対し、早く効果的な防備体制を作って欲しいと、沖縄県伊良部町議会が決議したのだそうだ。それで同町にある下地島空港に自衛隊を駐屯させよという、政府への要請の決議がなされた。同町の議会は非常に慧眼であると私は思う。周知のとおり沖縄という県は左翼の牙城で、中国の原子力潜水艦による領海侵犯に、各自治体の首長は誰一人として抗議の声を上げなかったそうだ。そんな沖縄県にあって、現実的な見地で自治体を守ろうと試みる同町は賢明である。この件に関する情報を検索したので、リンクしておく。
沖縄県伊良部町議会が決議した下地島空港への自衛隊駐屯要請が持つ重み 櫻井よしこysより


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覇権主義を露わにする中国、狡猾外交を繰り返す北朝鮮、急速に左傾化する韓国、ますます追いつめられる台湾…。激動する東アジア情勢のなか、なぜ日本だけが無為無策なのか。言葉だけの「改革」をふりかざす政権への、訣別の辞。注目のジャーナリスト・桜井よしこの最新時論集。―アマゾンより


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posted by 館主 at 13:35 | TrackBack(0) | 読む/新書・随筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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