2011年03月21日

ロイターの記事を翻訳

「日本の原子力発電のCEOはどこ?」
TOKYO, March 20 | Sun Mar 20, 2011 10:09am EDT

世界でも最も悲惨な核災害の渦中にある日本の発電会社のトップが、衆目から姿を消してしまった。

そして、原発の放射能漏れが制御されることを、薄氷を踏む思い出見守っている多くの日本人が「彼はどこか」、「彼はどのくらい危機を制圧できるのか」とたずね始めた。

この一週間で、東電のチーフ・エグゼクティブ(日本語の職名わからず)、シミズマサタカ氏は、衆目の前に姿を現していない。

そして彼は、今月11日に地震と津波の損害をひどく受けた東京より北部の原発には赴いていない。そこでは※1300人の作業員が原子炉を冷却しようと必死の努力をしている。

毎日新聞によると、彼は震災翌日にまるまで会社本部にすら現れなかったそうだ。交通網が麻痺したため、西日本で足止めを食らっていたのだ。

一週間前、最も新しい記者会見では、この66歳の男性はこの状況に謝罪していた。それ以来、彼は衆目から姿を消し、「このような災害を起こしたこと」について後悔の意を表すと、土曜日に声明を出すのみだ。

シミズ氏は申し分のない企業人である。23歳で父親の働いていた会社に入った。日本のメディアは「公共の益に貢献する」企業で働きたかったのだという彼の言葉を引用した。

国内で最も大きい電力会社で、コスト削減者として名をはせ、2008年に社長に就任した。

シミズ氏は東京都心部にある43階建てのマンションに住んでいる。ガラス張りのドア越しに見ると、それは女性の受付が在駐するホテルのロビーのように見える。

この三日間シミズ氏がここにいるかどうかはわからない。

危機以来、彼は東京にいる東電の広報職員に外部対応を任せ、情報の不足で苛立った貴社から激しい質問を受けたり、批判されたりするのに対応させている。

中級の重役たちは、「私たちは確認している途中なのです」という回答ばかりを連呼している。

46歳の東京在住者、サトミ・アイハラ氏は「彼は部下に厳しい仕事を丸投げしている」と述べている。「彼はどこに隠れているのだ。腹立たしい!」

自民党の重鎮で原子力の反対派である河野太郎氏は、東電にさらなる苛立ちを抱いている。「彼らは本当のことを言わないのだ。それが彼らのDNAなのだ」と。

※2首相の菅直人まで、彼の苛立ちを隠せなかった。「彼は一体何をしているのだ?」彼は火曜日に東電の重役を叱責した。

東電側は、彼らの上司は非常に忙しいのだと答えた。
「彼は本部で(復旧)部隊を率いているところなのだ」と広報職員のカオル・ヨシダ氏は言った。

西欧の社長と比べると、日本の社長は企業の成功とは結びつけられないことが多いが、失敗には結びつけられてしまう。
失敗、スキャンダルや災害が起こると、彼らは深々と謝罪したり辞任したりすることを求められる。

実際、同社の前社長と議長は、2002年に故意に虚偽のデータと安全報告を公開した件で失脚した。

2007年の地震に際して、原発の修理は非適合であったと認識されている。そういった東電のスキャンダルが、現在の災害に際しての同社の発言に対して、マスコミや国民に猜疑心を抱かせるのだ。

2007年の地震は、原発のインフラが地震を免れるのに不十分だったことを示している。

シミズ氏は昨年の9月に述べていた。「私たちは、危機を克服し、より強固な企業体を作るべく努力します。そうすれば私たちの原子力は災害に打ち勝つことができるのです」と彼は述べていた。

今度シミズ氏が再び姿を現すときは、彼はもっと説得力のある言葉を用意してくるべきだろう。

(Additional reporting by Yuka Obayahi and Taiga Uranaka; Editing by Jonathan Thatcher)
引用終わり。

今回も私の翻訳なのでぎこちないですが、海外メディア、ロイターはこんな記事を出しています。

海外メディアは大袈裟と言われていますが、ロイターの最新記事は「放水作業が進んでいる」という前向きな見出しでしたよ。


※印の部分が気になります。
※1現場の職員は300名ですか。放水作業に当たっているのが50人なのですね?


※2缶ソウリが東電職員を叱責したそうですが、それもそれでお門違いですよ。缶さんと東電トップ、どちらにも非はあります。まず、震災直後に米国から冷却剤のホウ酸の提供を打診されて、日本政府は断ってしまいます(エダノは否定してるけど)。私に聞いた話では、ホウ酸を投入すると、原子炉が廃炉になってしまうので、東電側の意向で「いらない」と政府に告げたのでしょう。この期におよんで、人命よりも炉の存続にしがみついていたのです!

そのような東電に対して缶がなすべきだったことは、強硬的にアメリカの援助を受け入れさせることでした。このような有事に際しては、一企業よりも国のトップの方が決定権があるからです。一企業の独善で国民の生命がさらに多く失われたら困りますから。アメリカにはスリーマイル島の事故でのノウハウがありますし、冷却剤だけでなく様々な援助を乞うべきでした。

缶政権時に大地震と原発事故とは、不幸中の不幸でありました。今となっては缶内閣以外の優秀な人々の尽力に託すしかありません。


posted by 館主 at 02:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース/政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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