2007年01月21日

最近心に留まった事

日記である。

私の家人に最近起きた出来事で、特に心に残った2つのことをつぶやき風に書く。いずれも、家族とか結婚を考えさせられた出来事だった。


@弟の元彼女
正月、一人暮らしをする弟をひさしぶりに会って、二人で話をする機会があった。おそらく、家族では私にしか打ち明けていないのだろうが、彼は前から付き合っていた恋人と別れたことを話してくれた。

弟は30目前。別れたのは結婚も視野に入れた理由からだったそうだ。元彼女は不妊症で、ここ3年間生理が来ていないのだそうだ。「でもそれでフラレるって、女の立場から言うと悲しいわよ」と私が言うと、弟は「もちろん、別の傷つけない言い方をして別れたけどさぁ……」と返す。私「でもそれしか欠点がないんでしょ、その子?」。弟「そうだね。不妊だって治療すれば治るかもしれないしね……」
だけど、捨てるのに傷つけないもくそもあるものなのだろうか? それとも他にも理由があるのだろうか(そういう気もする)?

将来弟夫婦が不妊に悩んだら、それは姉としてもとても辛いことだけど、私はつい女の立場で元彼女に同情してしまった。会ったことはないし、彼女の話を聞かせてもらったこともほとんどないのだが、結構きれいな子だったらしい。タレントではないけれど、地元広報誌などの表紙を飾るほど美人だったようだ。そんな子でも捨てられるなんてね……。

神様というのは意地悪なもので、考えてみれば美人に限って可哀想な欠点があった(肉体的に)。学生時代、同じ寮に住んでいた経営学部の子は、スラッとした美人だったのだが、お腹に大きなイボがあった。お風呂が共同なので見たことがあるんだけど。


閑話休題。さりとて愛があれば、全てを許容できるものなのだろうかとも私は思う。こと結婚となると現実的な面も大事になってくる。叔父の奥さんは長年不妊症に悩まされてきたが、その治療に祖父母は何百万円もの費用を出した。そして40を前にしてやっと一人っ子を授かった。


弟の元彼女と自分をついだぶらせて考えてしまう。行かず後家と呼ばれる歳になってしまった私。まあそうでなくても、結婚したければ都合悪いことは黙っていた方が得なのだろうか? 例えば親戚や家族に、ヤクザが、ニートで引きこもりの兄弟が、新興宗教の信者が、オカマの兄弟がいるっていうのは、隠しておいた方が良いのだろうか? 遺伝病の家系だってこととかも。うちの一族にだってそりゃあ、いくらか問題はある。元彼女も、生理不順のことなんて黙っていた方が良かったのだろうか?

でもそういうのってコスイよなってちょっと思ってしまうところが、私の現状の理由なのかもしれない。おそらく元彼女も。


話はまたがらっと変わる。
A母の友人の死----------------------------------
私たち家族は以前、静岡県に住んでいた。その時、母の職場の同僚だった女性がいる。年齢は母より少し下の、50代後半である。

静岡から遠く離れた某県に越して以来、10年以上の月日が流れたが、母と彼女Iさんは時折便りを交わしていた。そして近年、Iさんは末期ガンだということを聞いていた。


先々週、母が急に静岡へ行くと言い出した。何かと問うと、Iさんのご主人から連絡が来て、Iさんがあと2、3週間の命だと告げたのだそうだ。ご主人は、Iさんが最後に私の母ともう一人の友人に会いたいと言っている、と告げた。

母は連絡を受けた翌日に静岡県の清水に旅立った。私たちが住む田舎町からはとても離れた、東京よりも大阪よりも遠い所である。Iさんは清水の病院に入院していた。
自分の余命を知ってか知らずか、Iさんは、元気になって、今年の夏には母の所へ遊びにきたいとおっしゃっていたそうだ。


前から少し聞いていたが、Iさんご夫婦は少し複雑な関係にあったらしい。ご主人は以前に結婚歴があり、元妻との間に子どももいたそうだ。Iさんとは長年内縁関係にあったが、Iさんの病気が悪化した時、ご主人は入籍を決意した。結婚すれば扶養も可能だからだ。
それまでIさんは仕事を持つ自立した女性だった。ご主人とは、以前はいわゆる不倫関係だったのかどうかは、私たちには聞けないことだ。「うちのオジサン」と彼のことを呼んでいるらしいので、ご主人が年上であることはうかがえる。


「ご主人も『男』だわね」と母はしきりに感心していた。母が見舞いに来た夜、彼はうちに電話を入れた。母がまだ戻ってなかったので私が出たのだが、ご主人はいたく感謝していた。


その後、そのIさんが17日に亡くなったと、ご主人から連絡が入った。彼の心中を察する。そして今際のきわに、彼女が母を呼んでくれたことにも、感じるものがある。迷わずすぐに旅立った母の判断は正しかった。


応援よろしくお願いします。人気blogランキングへ
posted by 館主 at 11:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。