2007年06月17日

保育所礼賛に疑問を呈す

一連のフェミニストがらみの記事を、今回も勢いづいて書きたい。男女共同参画運動に邁進するフェミニストが、大プッシュするのが『子どもを保育園に預けよ』ということである。まあ、シングルマザーや生活苦にあえいでいるお母さんなら、それも仕方ないことだとは思う。

フェミニストはあたかも、『功』だけが有るような言い草だが、私に言わせると保育園には『功』と『罪』の両方がある

『功』の方は、言うまでも無く長時間子どもを預かってくれるので、母親がフルタイム勤務をできるということだ。


一方、『罪』の方はというと、小学校教諭をする私の知人の経験談を交えて、説明していきたいと思う。

「保育園の話で何故小学校!?」と思われたかもしれない。どっこい、これが関係あるんだなぁ。
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その小学校教諭は1年生を担任している。
彼女曰く、保育園から上がってきた子どもたちは、幼稚園やその他から来た子たちよりも、手がかかって落ち着きが無いのだという。

それは何故かというと、保育園では保母さんたちが、園児の世話を焼きすぎるほど甲斐甲斐しく焼くからなのだという。手取り足取り、着替えの仕方やら歯の磨き方なんかを、お母さんの代わりに教えてくれるのだそうだ(独身者の私は知らなかった)。

我が子を保育園に通わせていたお母さんは、小学校の先生も子どもを甲斐甲斐しく世話してくれるもんだと勘違いしちゃっている、と小学校教諭は嘆いていた。だから、小学校の先生にまで「ああせいこうせい」と注文をつけるのだそうだ。

そもそもである。

自分の都合で子どもを他人任せにしてきたのに、その上注文をつけるという発想自体が厚かましいのである! 

さりとて、じゃあ自分は子どものしつけをちゃんとできているか?といったら、そうではない。例えば、朝は出勤で忙しいから、買ってきた適当なモンを食べさせて、自分は慌てて化粧をしている。他人には厳しいという点で矛盾しているのだ。「そうだけどアタシは保育所にお金払ってる側だからさぁ。言う権利はあるっしょ」と豪語するオバハンもいるらしい。


子どもは預ければ良いという発想は、仮に子育てに失敗した場合、他者に責任を転嫁する、という危険性をはらんでいる。そもそも、しつけは学校ではなくて家庭でするものなのである。

私の母も叔父夫婦の幼児の面倒を見ていた。民間企業に勤める叔父の嫁は、出産後すぐに職場復帰をしなければならなかったのだが、子どもは義理の姉である母に預けていた。

もちろん謝礼はもらっていた。だけど、嫁に「義姉が我が子にあんなことをした。ああしてくれない」などと周囲に不満を吹聴され、母は大変不愉快な報われない思いをした。
母本人は一生懸命やったつもりだ。きっと保育園の保母さんだって、そんな気持ちで毎日仕事に取り組んでいる。


結局、他人に預けるとどうしても多少の不満は出るものなのである。それはわからんでもない。だけど、
文句言うくらいだったら、初めからアンタが子どもの面倒見なよ。
とアタシはツッコミたいのである。


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posted by 館主 at 21:31| Comment(4) | TrackBack(0) | ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます

極めて真っ当で解かりやすいお話ですね。
当たり前のことが当たり前として通用しない世の中にはしたくないものです。とかく責任転嫁する大人が多すぎます。それでは10年、20年先が思いやられます。日本は中韓北とはいつまでもどこまでも違っていてほしいですね。

今日もクリックして帰ります(*^^)v
Posted by poohpapa at 2007年06月18日 05:57
クリックありがとうございます!

保母のさんの知り合いは皆さん言います。「お母さんたちからの注文が多い。それが建設的な提言なら良いんだけど、彼女たちは自分の子さえ良ければいいという腹で言っている」と。
保育園はなくてはならない施設だけど、家に不在がちな母親の、都合の良い受け皿にならないようにしなければなりません。基本的に躾は家庭でなされるものであり、自己都合で子どもを長時間預けることのデメリットは、承知しておいて欲しいです。「保母さんがああしてくれないから」などと、自分のことを棚に上げてはいけません。

>当たり前のことが当たり前として通用しない世の中>
おっしゃるとおりですね。
Posted by 館主 at 2007年06月18日 20:21
保育園は子供にイロイロな遊び、竹馬とかこま回しなどさせてくれて、ありがたい施設だなあ、と思います。親ではなかなかこうはいきません。

でも、私も保母さんの知り合いに聞いた話ですが、子供が大人と一緒に12時くらいまで起きてるのは当たり前、だそうです。大人が働いていて遅くなるから、ついつい、なんでしょうか。

私が、子供は8時に布団に入れて本を読んでやって9時には寝せてた、と言うと「本当にそんなことをやっている人がいるなんて信じられない!」と、逆に驚かれて、もうこっちもびっくりでしたよ。








Posted by 早苗 at 2007年06月19日 12:30
早苗さん、コメントありがとうございます。

>保育園は子供にイロイロな遊び>
なるほど。そういう『功』もあるのですね。独り者にはわからない情報、ありがとうございました。

>12時くらいまで起きてるのは当たり前>
保育園に預けている母親を十把一からげにしたくはないですが、そういうことが多かったとしたら、嘆かわしいですね。

>子供は8時に布団に入れて本を読んでやって9時には>
昭和50年代、私の子ども時代もそうでしたよ。12時まで起きていたのは、大晦日くらいなものです。今はそれが主流ではないんですか!? 保育園の世界での話ですか?
いやはや凄い時代になってきました。そんなことして子どもの身体は大丈夫なんでしょうか。保育園の利用の仕方を考えるべきですね。

あるトピについて、良いとも悪いとも言いがたいし、人前では無難な言い方をします。世の中なんてどっちとも言えないことだらけ。でもブログというご意見板なので、今回敢えて『罪』の方に切り込んでみました。
Posted by 館主 at 2007年06月19日 20:30
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