2005年11月28日

BELIEVE4 槇村さとる

一条ゆかりと並んで集英社少女漫画界の重鎮、槇村さとるのBELIEVEの
4巻である。私が子供の頃から活躍している作家なのだが、読むようになったのはごく最近だ。一条さんもそうなんだけど、生き残れる人は話が面白いストリーテラーだ。私の意見では、漫画家は絵の上手さよりも話の面白さがポイントなんじゃないかと思う。それに当てはまるのには樹なつみもいる。この人、絵は間延びしていてイマイチなんだけど話は面白い。

前作の「恋のたまご」はラストがいま一つだった。ベテランは話を作るのが上手いが、躍進中の新人のような荒削りな面白さがない。可も不可もなく面白いという感じが槇村さんにはある。


で、このBEIEVE、前作や「イマジン・ノート」よりはわたし的には面白かった。30代後半の女性芸能マネージャーと、彼女がスカウトしてきたカリスマ的美少女タレントの、芸能界ストーリーである。若い女と若くない女が顔を付きあわせていれば、愛憎ドラマが生まれる。

新刊では美少女が泥沼にはまっていく。彼女、二枚目俳優と付き合ってれば無難なものを、よりによって怪しい若手政治家に誘惑されてしまう。美少女の身を異様に案じるマネージャー、さては惚れたか?前からそんなほのめかしが小出しになっていたが、「あの娘にはあたしが選んだ男しか認めない」というのは、母親の心境かそれとも…?!まあ、そういう雑誌じゃないからわかんないけどね。わたし的にはみなしごの二枚目俳優と、似た者同士でくっついて欲しかったんだけど。
美少女の身を一番案じているのはマネージャーなのだが、一番不幸にしたのも彼女なのかもしれない。なにしろ、芸能界になんて興味のない娘をあんな汚い世界へ入れたんだから。




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posted by 館主 at 10:40 | TrackBack(3) | 読む/マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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